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全国の仲間達

こんにちは.
理学療法士 守山成則, です.
日本全国暑い日が続いてますが,みなさん体調はいかがですか?
金沢はじめっとした暑さ. 夜も暑く,体調不良なお客様も多いです.
汗かきな私は通常の1.5倍くらいの量の水分補給を行いながら,
食欲旺盛に動いております.
最近導入したミネラル入りお水!
これがまた良い!
みなさん,水分補給も大事ですが,
ミネラル補給はもっと大事ですよ.

スクリーンショット 2015


病院勤務時の担当患者さんが来てくれました.
子供さんなので病院ならお金ほとんどかからないのに,
お金のかかる当社にきて頂けました.
”先生にみてもらいたいし”
ありがたい言葉です.

今日のお話しはその症候の話しではなく,
その子をとりまく環境のお話し.

そのご家族は,地元での治療よりも遠く離れた金沢での治療を選びました.
移動時間だけ考えれば,とんでもなく遠いわけではない.
しかし,治療は月単位で数ヶ月〜数年におよぶこともあります.
その後のチェックでの通院もあります.
患者さん本人はもちろん頑張りますが,
ご家族の頑張りも半端ないものであります.

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前職の金沢大学附属病院では,そういう患者さんを多数みてきました.
移動手段の発達,
情報入手の簡便さ,
セカンドオピニオンなど治療選択の自由,
などにより,
どこででも受けたい治療が受けられられる時代になりました.
よっぽどのことがない限り,
治療を変えるための転院は患者さん側が自由に選べます.

しかし,その時代の流れに反して,
PT,OTのための転院は,困難になってきているように感じます.
大きな病院はリハビリのための外来通院を行わないところが多くなってきています.
自分のところでのope後など,以外は通院を断られるところが多いです.
外来PTは主にクリニックが担っているのでしょうが,
そこもいっぱいなのか,
関連病院からの転院以外は断られる事も多くなってきています.

医師の治療は日本どこでも受けられるのに,
その前後に必要なPTの治療は,どこでも自由に受けられる環境ではない.
そんな矛盾が多くみられるようになってきた最近です.
私が仕事し始めた20年くらい前は,そんなことはありませんでした.
ここ最近のPT,OT界での,診療報酬に対する運営方針の影響でしょう.
もちろん,仕事をして報酬を得る事は大事です.
しかし本来は,
 ”良い治療を少ない診療報酬で”
とあるべき姿が,多くの施設でみられないことが多い.
治療・訓練とは関係のない”行動”ばかりが多くみられます.
このことについては,
PT,OTにも問題がありますが,
運営者,患者,所管省庁,国,様々なところにも問題は存在します.

ともかく,金沢でせっかく良い”医師の治療”を受けられたにも関わらず.
地元に帰ると,良い”PTの治療”を受けられなくなることが多くなってきたのです.
長くなりましたが,このお客様の場合も,転院先探し,から,
転院準備が始まりました.

ここで活躍したのが,SJFの仲間達の存在,でした.
良いPT治療を受けられるのはどこか,
よく患者さん,もしくはご家族から相談を受ける事が多くなってきました.
SJFを使っていますので,
真の理学療法を行っているPT,OTの仲間は全国にいます.
もちろんSJFをやっていなくても,真のPTは少ないですがいます.
そのような,”真の理学療法”を目指して精進しているPTがいるところには,
転院しやすいのです.
”診療報酬”ではなく,”高い治療効果”に施設自体が方針をおいているからでしょう.

転院のお話しが出てからすぐ,熊本のPTの方に連絡をとりました.
良いPT治療が受けられて,転院受け入れ可能な病院,
を紹介してもらうために...
数名の方が動いてくださり,おかげさまで無事に地元に帰り,
金沢から引き続き,良いPTを受けられる事になりました.

今では体育もほとんど行うことができ,
生活範囲も広くなってきました.
あとは,成長に伴う変化に,
身体を合わせていくことが重要になってきます.
第二次成長が終わる,高校生くらいまでは,
引き続き,”良いPT治療”を受けてもらえると,
大人になってからの状況が大きく違ってくるでしょう.

PTは常にそれくらい先々をみて治療すべきと考えております.
学生さんなどは良く考える,”長期目標”なんて,
目じゃないくらいの,細かなところ,多くの着目点,を
長期に渡り,思考,仮定した上で,
現在やらなければならないことは何か,
を考える必要があるでしょう.

この子もより良い状態で大人になっていくお手伝いを,
今から進めております.

長くなりましたが,
全国に”真の理学療法”を行っている仲間がいることは
とてもありがたいことです.
そのネットワークでどれだけの患者さんが救われることでしょう.
その中にいられる自分の環境に感謝し,
その一つのパーツであるための精進を怠らず,
頑張っていきます.

お客さん達は,そんな私,この会社を,たくさん利用してくださいね.
遠慮なく,”真の理学療法”を使ってください.

よろしくお願いいたします.

全ては患者さんのために.

理学療法士 守山成則,でした.


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脳障害の機能予後

2015年8月1−2日,吉野孝広先生に金沢まで来て頂き,研修会をおこなってもらいました.タイトルは“脳卒中急性期の患者をどうみるか? 〜データの見方から治療まで〜 ”
言葉の正確さにこだわるSJFの研修会にしては,一般用語であえてタイトルをつけさせてもらいました. わかりやすく,聞きやすくしたかったのです.

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吉野先生はSJFの本部理事であり,大西脳神経外科病院でのPT・OT・STを率いるトップの方. SJFの技術はもちろんのこと,SJFを脳障害患者のPTの中で,非常に効果的に使っていらっしゃるのを以前から知っていましたので,ようやくまとめてお話しが聞ける機会を作れました.

思った通り,いや,それ以上に楽しく,わかりやすい講義に感動しました.
脳障害の症候は,いろいろな要素が絡んで出来上がっているもの. それをデータからしっかり示して頂けました. こんなデータは論文にもなかなかありません.貴重なお話しを聞き,明確に整理できたことがあります.

“ちゃんと治療した状態でないと,機能的予後は語れない”
ということです.
世の中には,脳障害に関しての予後についての論文は数多あります.しかし,そのどれを読んでも,統一感がない. 実際の患者さんに合わない. 本当にそんな予後になるの? データと実際,ぜんぜんちゃうやん.
そんなことを常々感じていました. その理由がはっきりしたのです.

梗塞であれ,出血であれ,外傷であれ,損傷した脳の部位により,影響をうける能力,出てくる症候が決まる,ことは少なくとも当然です.
しかし,その回復過程で出てくる合併症により,症候が変わってくる. 本来の症候に合併的に加わった症候が重なることで,実際にみえる症候は“一つ”になります.何が合併してるか,きちんと鑑別していないと,損傷による症候だけをとらえることができません. つまりどんなbig-dataを使った論文だろうが,きちんと治療していない母集団でのデータであれば,バイアスが多いデータとなります.これが多くの論文の予後に関するデータに幅があることの原因でしょう.

もちろん,どうしても合併してくるものもあるでしょう.それは仕方ないとして,少なくとも治療できる合併症は治療してなくしておいてから,データとしてまとめないと,同じ母集団からのお話しにはならないですよね.実際の状況とあわないわけです.
これに気づいているDr,therapistはどれだけいるのでしょう.母集団の時点でバイアスが大きいデータで,一つの見解を作り出しているだけ. その見解のバイアスはさらに大きく,正確性にかけることに気づいている著者はどれくらいいるのでしょう. このことに関しては,脳障害に限った事ではありません.整形疾患でも,小児疾患でも,呼吸器疾患でも,どんな疾患でも同じでしょう.論文のデータをみて,実際の患者の状況と比べ,いろんなことを考えていく事は大事です.問題はそのデータと患者との状況がどこまで同じか,ということでしょう.でないと,予後を予想することはできません.患者さんに説明する事はできません.

予後が予想できないと,ちゃんとした治療計画がつくれません.治療目標がしっかり明確になっていないと,日々の治療が効果的であるのか,改善過程にはいっているのか,は判別つけることができません. 判別できないと,患者さんに“これからどうなるのか”ということを説明できません.そうなると患者さんのモチベーションも上がりませんし,信頼もされません. それによりさらに治療効果は下がる. 悪循環ですよね〜.

やはり治療できて初めて,“データを使って,ある事象の本質を語れる”のでしょう.治療できないと,患者さんへの説明もできず,最高の効果を提供できません.早く回復過程に戻して,最短で回復できる状況を作ってあげる,ことが理学療法の最初ではないでしょうか.

そんなことがはっきりと理解できた二日間でした. 吉野先生ありがとうございました.

DSC01127 のコピー

さぁ,きちんと治療していこう! 早く,最高な回復過程をたどってもらうために,頑張るぞぉ!.

すべては患者さんのために.

守山でした.
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